誰もが憧れるアルゴリズムリバーブをお手軽に!
実機・プラグインを問わず数多く存在するリバーブ。その中でも大きな存在感を持つのがLexicon 480Lです。
長い歴史を持つLexiconですが、そのサウンドは現在でも唯一無二と言われ多くのアーティスト・エンジニアに愛されています。
Relab Development LX480 Essentialsがあれば、そんなリバーブを手軽にプラグインで再現することができます。
この記事では特に初心者の方に向けて、LX480 Essentialsの効果的な使い方を紹介していきます。
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LX480 Essentialsはこんな方におすすめ!
LX480 Essentialsの使用例
ここからはLX480 Essentialsの使い方を簡単に解説していきます!
重要なパラメーターが厳選されたEssentials版
LX480には、主要な機能が厳選して搭載されたEssentials版と、全ての機能が利用可能なDual-Engine版が存在します。
後者は実質的に上位版という位置づけにはなっていますが、「最適なサウンドに最短ルートでたどり着きたい」という方や初心者の方には、Essential版の方が扱いやすい可能性が高いです。
本プラグインはただ実機リバーブをモデリングするだけでなく、豊かで深みのある「Lexiconらしいサウンド」を再現することに特化しています。
各モードにおいて常に最適化されたパラメーターを調整することで音作りが行えるため、Essentials版でもその強みを十分に生かすことができるでしょう。
逆に、「細部までこだわって音作りがしたい」「全てのパラメーターを自分の手でコントロールしたい」という方には、より繊細な操作が可能なDual-Engineをおすすめします。
①のボタンで4つのアルゴリズムとそれに対応した最適なパラメーターを選択できます。
順に、ボーカルなどに適したプレートリバーブ、中~大規模な空間を再現するホールリバーブ、ごく短い響きを加えるアンビエンス、比較的小さめな部屋の響きを再現するルームリバーブが用意されています。
②のリバーブタイム(RTM)でリバーブの長さ(ディケイタイム)を設定します。
アルゴリズムによって設定できる時間の範囲が変わります。
③のフィルターセクションで低域と高域にかかるフィルターを設定します。
ローカットフィルター(LOF)では低域を削り、すっきりした響きにします。
ハイカットフィルター(HIF)では高域を削り、馴染みやすく柔らかい響きにします。
④プリディレイ(PDL)で原音が鳴ってからリバーブ音が鳴り始めるまでの時間を設定します。
一般的に、大きな空間ではプリディレイも大きくなる傾向があります。
⑤MIXで原音とリバーブ音のバランスを設定します。
詳細な使い方
おすすめの使用例
例1 : ボーカル
使用プリセット : Large Vocal PlateのMIX値を調整
↑加工前 ↓加工後
気持ちよく伸びのあるプレートリバーブです。
ここでは分かりやすいようにリバーブ成分を大きめにしていますが、楽曲の中で扱う場合はそれほど音量を上げずとも存在感のある残響を演出できるでしょう。
例2 : パーカッション
使用プリセット : Small Vocal AmbienceのMIX値を調整
↑加工前 ↓加工後
ドライにレコーディングされた印象のパーカッションループですが、一気に実在空間で演奏している雰囲気が出ました。
これだけでもかなり楽曲に馴染みやすくなるでしょう。
例3 : アコースティックギター
使用プリセット : Guitar HallのMIX値を調整
↑加工前 ↓加工後
素直ながらも広がりのあるホールの空間感が付加されています。
まるで弾き語りライブをしている気分になれるような、ゴージャスな響きです。
まとめ
LX480 Essentialsは、最も有名なスタジオリバーブを手軽に家庭で再現できるプラグインです。
音色のクオリティはもちろんですが、使いやすいサウンドがプリセット的に厳選されており、必要なパラメーターだけを操作すれば誰でも「あのサウンド」が得られるという手軽さが非常に高評価なポイントです。
皆さんもぜひLX480 Essentials(興味がある方はDual-Engine版も)を手に入れて、お手軽にプロクオリティのリバーブを使用してみてはいかがでしょうか。