あらゆるスネアを創造する最強ツール!DC Snaresの使い方を解説!

Plugin Boutique
スポンサーリンク

全てのスネアがこれ一つで!スネア以外にも!?

楽曲のグルーヴを作る起点となるスネア。多くの曲で特徴的なドラムサウンドを構成しています。

サンプルを貼り付ける、音源を使用する、シンセサイザーから作るなど多くの手段がありますが、よりオリジナルなサウンドが欲しいと思ったことはないでしょうか。

DC Snaresがあれば、あらゆる種類のスネアを楽曲に取り入れることができます。

この記事では特に初心者の方に向けて、DC Snaresの効果的な使い方を紹介していきます。

DC Snaresの購入先

DC SnaresとBigKickがセットになったバンドルが9月2日夕方までセール中!
通常約15,600円のところ50%オフ!約7,800円!実質1製品無料!

DC Snares単品購入はこちら

DC Snaresはこんな方におすすめ!

こんな方にオススメ!
  • スネアの音色にこだわりたい方
  • 様々なジャンルに対応できるスネアが多数必要な方
  • スネア以外にも使える高機能なサンプラーが欲しい方

DC Snaresの使用例

ここからはDC Snaresの使い方を簡単に解説していきます!

基本の使い方

DC Snaresには、購入したその日から使えるファクトリープリセットが大量に収録されています。

スネア以外にもクラップ、キック、FXサウンドなどがジャンルごとに収録されていますので、①プリセットブラウザから好きなサウンドを選択するだけで使用することができます。

DC Snaresの基本的な構造は、②Sound Slotsに最大4つのサウンドをセットすることで成り立っています。それぞれのスロットにセットするサウンドが大量に内蔵されているほか、手持ちのオーディオファイルをインポートすることも可能です。

これらの組み合わせにより、自分だけのサウンドを無限に作り出すことが可能です。

各スロットに読み込んだサウンドは、右側のウィンドウに波形として表示されます。

このウィンドウでは再生範囲、ピッチ変化、音量変化などをコントロールすることが可能です。

に示されている範囲の鍵盤を鳴らす(MIDIノートを入力する)ことで、カスタマイズしたサウンドが単発で再生されます。

C2を入力した時にオリジナルのピッチで演奏され、上下1オクターブずつの範囲で音程を変更することができます。

に示されている範囲の鍵盤を鳴らすと、均等なリズムで繰り返しサウンドを再生します。

二分音符(C3)~128分音符(B3)の範囲で再生できるため、スネアロールなどに有効です。

黒鍵は三連符が有効になります。

詳細な使い方

上図のように横長の画面表示の場合、プラグインはシンプル表示状態になっています。

右上のAdvancedボタンをクリックすることで、エフェクトセクションなどを含む全機能にアクセスすることが可能です。

各部説明(上半分)
  • ①プリセットブラウザ : 購入したその日からすぐに使えるファクトリープリセットを選択したり、ユーザーが作成したプリセットの登録・呼出が可能。
  • ②Randomiser : 各スロットのサウンドとエフェクトをランダムに選択し、新しいサウンドを作成。作られたサウンドにはランダムに名前が付けられ、個別のプリセットとして新たに保存することが可能。
  • ③Advanced : プラグイン画面のシンプル表示と拡張表示を切替。
  • ④Power : 各スロットのミュート/再生を切替。
  • ⑤Solo : 各スロットのソロ再生を切替。
  • ⑥Bus1 : リバーブが搭載されたBus1(後述)へのセンド量を調整。
  • ⑦Bus2 : ディレイが搭載されたBus2(後述)へのセンド量を調整。
  • ⑧Fine : セント(1/100半音)単位でのサンプルのピッチを調整。
  • ⑨Coarse : 半音単位でのサンプルのピッチを調整。
  • ⑩Volume : 各スロットの音量を調整。
  • ⑪Sound : 各スロットに読み込まれるサウンドの種類を選択。
    ※④~⑪についてはA~Dの各スロットにそれぞれ搭載。
  • ⑫Pitch/Amp Envelope & Waveform Window : 各スロットに読み込まれているサウンドをさらに編集するためのウィンドウ。現在選択中のスロットの波形がそれぞれの色で表示される。
  • ⑬Edit : サンプルの再生開始/終了位置を編集。
  • ⑭Pitch : サンプルの音程変化をエンベロープによって編集。波形上の白線をドラッグすることによって直感的に調整することが可能。
  • ⑮Amp : サンプルの音量変化をエンベロープによって編集。
  • ⑯Reverse : サンプルの再生方向を入れ替える。(逆再生)
各部説明(下半分)
  • ①Insert FX : 各スロットに適用するエフェクト(後述)を最大6種類選択して適用可能。
  • ②Bus1 : リバーブを適用するためのセンドトラック。
  • ③Bus2 : ディレイを適用するためのセンドトラック。
  • ④Master Sends : 全スロットのサウンドを合算してBus1/2に送ることが可能。
  • ⑤Modulation : Mod Envelopes(後述)を適用したパラメータを一覧表示。適用量を変更可能。
  • ⑥Master FX : 全スロット及びBusのサウンドに対して、最大4種類のエフェクトを選択して適用可能。
  • ⑦Master Waveform : 全スロットとエフェクトを含めた最終的な出力波形を視覚的に表示。
  • ⑧Keyboard : 演奏可能なMIDI入力の範囲を表示。C1~B2で音程変化(C2が基準)、C3~B3でサウンドの連打が可能。
  • ⑨Mod Envelopes : Insert/Bus/Master FXのパラメーターを時間変化させるためのエンベロープ。最大で4種類利用可能。
    左側のウィンドウでエンベロープの形状を変更し、右側の十字矢印を各パラメータにドラッグすることで適用可能。
  • ⑩Output Limiter : 最大-0.1dBに設定されたリミッターにより、意図しないクリッピングを防ぐことが可能。またInputつまみを調整することで、効果的な音作りとしてリミッターを使用することも可能。
  • ⑪Output : リミッターを通った後の最終的な出力音量を調整。
各種エフェクト説明
  • Transient : サウンドのアタック部分を強調、あるいは弱めたり、サステインをコントロール可能。
  • Resonator : 特定周波数を強調してレゾナンスを加え、新たな音程を生み出す。
  • Sizzler : 金属を叩いたような硬質な響きや、鈍い低音を加えることが可能。
  • Saturator : 歪みを与えて音に太さを加えたり、積極的な音作りに使うことが可能。
  • HP Filter : 周波数、スロープ、レゾナンスを調整可能なハイパスフィルター。
  • LP Filter : 周波数、スロープ、レゾナンスを調整可能なローパスフィルター。
  • Limiter : スロット単位の音量を管理したり、ゲインリダクションを音作りに利用可能なリミッター。
  • EQ : ブースト・カット共に可能な1バンドEQ。ざっくりした音作りに有用。
  • Compressor : 基本的なパラメータを備えたシンプルなコンプレッサー。10:1までのレシオに対応。
  • Gate : 基準値よりも小さな音をミュートするためのゲート。リリースが長いサウンドに対してグルーヴ感のコントロールが可能。

おすすめとしては、まず一つのスロットにメインとなるスネアのサウンドを読み込み、そこにレイヤーする形でシンバル、パーカッション、ノイズなどを他スロットに加えていくと音作りがしやすいかと思います。

複数のスネアやクラップなどをレイヤーしてスネアの音作りを行う手法は一般的に広く使われていますが、DC Snaresを使うことでそれがさらに簡単かつバラエティ豊かに行えるようになります。

波形が表示されるため他の音との干渉が分かりやすいですし、一発分を打ち込んだうえでオーディオ化して扱うことももちろん可能です。圧倒的にスネア作りが豊かになるでしょう。

具体的な使用例

実際のプリセットをいくつか聴いてみましょう。

例1 : プリセット「Blues 2」

生ドラム的に使えそうな、自然なドラムサウンドです。

例2 : プリセット「Shock to the Heart」

Dubstepなどにピッタリな圧のあるスネアです。

例3 : プリセット「Let That Sink In」

スネア以外にも、FXとして使えるようなインパクトサウンドなども作ることが可能です。

まとめ

DC Snaresは、スネアの音作りに革命をもたらす特化音源です。

明らかにスネア以外のFXやベースサウンドもプリセットに収録されているためスネアにしか使えないということではないのですが、スネアに対して革命的な音源であることは間違いないでしょう。

今回の記事を執筆するため実際にプラグインを触りながら使い方を確認していましたが、あまりにやれることが多く途中で楽しくなってしまいました。今後個人的にしっかりと使い倒していきたいと思います。

皆さんもぜひDC Snaresを手に入れて、スネアサウンドにこだわってみてはいかがでしょうか。

こちらの記事はDTM・プラグインに精通したクランとリオンSTAFFが執筆した記事となります。

クランとリオンをフォローする

タイトルとURLをコピーしました