史上最高のチャンバーリバーブ!濃密で自然な残響を!
人工的に残響音を作り出すリバーブの中には様々な方式があります。
反響しやすい空間を作り、その中で鳴らした音を収録するのがチャンバーリバーブです。
Universal Audio Capitol Chambersは、ロサンゼルスにあるキャピトル・タワー地下に設置されたチャンバーを精密に収録したリバーブプラグインです。
この記事では特に初心者の方に向けて、Capitol Chambersの効果的な使い方を紹介していきます。
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Capitol Chambersはこんな方におすすめ!
- 存在感のあるリアルなリバーブが欲しい方
- 楽器の距離感を調節したい方
- 濃密なリバーブを掛けたい方
Capitol Chambersの使用例
ここからはCapitol Chambersの使い方を簡単に解説していきます!
基本の使い方

上半分では、音色そのものを調整できます。
①では4つのチャンバールームを選択できます。それぞれは、空間の形状や大きさ、設置されているマイクの種類などの違いによって、微妙な音色の差を生み出します。
②では、リバーブを収録するマイクを切り替えます。4種類の部屋で4種類のマイクを使い分けられるので、トータル16種類のリバーブ音色が存在します。
③Microphones positionでは、スピーカーからマイクまでの距離を調整します。
距離が近いほど原音のディティールがはっきりと聴こえ、遠くなるほど音が拡散して”空間”感が強くなります。

下半分では、一般的なリバーブとしての音作りが可能です。
①Predelayでプリディレイ(リバーブが鳴り始めるまでの時間)、②Decayでリバーブの長さを調整します。
③Mixでは原音とリバーブ音のバランスを調整します。表記の通り頂上がリバーブ15%になっていますので、50%ではないことに注意してください。
詳細な使い方

- ①プリセットブラウザ : 購入したその日からすぐに使えるファクトリープリセットを選択したり、ユーザーが作成したプリセットの登録・呼出が可能。
- ②Chamber select : 部屋の形状やスピーカーの異なる空間を4種類から選択。
2……特に中低域の豊かなスピーカー
4……最も人気で、バランスの取れた短いディケイに優れる
6……暖かく長い減衰が特徴
7……最も長く変質しにくい減衰 - ③Microphones select : 残響を収録するマイクを4種類から選択。(番号は左から順)
1(Altec 21D)……通常チャンバー4と6に設置され、帯域制限された正確なサウンド
2(RCA 44)……通常チャンバー2と7に設置され、マイクを近づけた時の近接効果に強い
3(Shure SM80)……80年代初期から使用され、広いリーチと均一な周波数帯域を実現
4(Sony C37A)……適度な近接特性を持ち、高音楽器に強い - ④Microphones position : スピーカーとマイクの距離を調整。

- ①Power : プラグインのバイパスを切り替え。
- ②Predelay : リバーブが鳴り始めるまでの時間を調整。
- ③Decay : リバーブの長さを調整。MAXの時チャンバー内で収録された自然な音が使用され、それ以下の場合はアルゴリズムで調整。
- ④Filter : リバーブ音にローカットを適用する周波数を80~750Hzで調整。
- ⑤Bass : 低域のEQを調整。125Hzを基準として掛かるなだらかなローシェルフ。
- ⑥Mid : 中域のEQを調整。500Hzに掛かるピークEQ。
- ⑦Treble : 高域のEQを調整。5kHzを基準として掛かるなだらかなハイシェルフ。
- ⑧Mix : 原音とリバーブ音のバランスを調整。
- ⑨Wet Solo : オンの時、⑧Mixに関わらず常にリバーブ100%で再生。
- ⑩Width : リバーブ音の左右幅を調整。
具体的な使用例
※全てMIXは15%で使用
例1 : ボーカル (プリセット”Bright Female Vocal”)
↑加工前 加工後↓
例2 : ギター (プリセット”Good for Elec Guitars”)
↑加工前 加工後↓
例3 : ピアノ (プリセット”Dark and Narrow”)
↑加工前 加工後↓
自然な空間の音が足され、「”そこ”で演奏している」という雰囲気が演出されました。
まとめ
Capitol Chambersは、チャンバーリバーブを精密に再現したプラグインです。
歴史的に様々な仕組みのリバーブが作られてきましたが、”空間の中で音を鳴らす”という点でチャンバーリバーブは最も自然なリバーブの一つと言って良いでしょう。
本来チャンバーリバーブを使用するためにはしっかり整備された部屋が一つ必要でしたが、今ではPC1台あればそれを再現できるようになりました。
皆さんもぜひCapitol Chambersを手に入れて、リアルな反響を取り入れてはいかがでしょうか。