ハンドメイドのリッチなサウンドを独自にモデリング!
CM5511というコンプレッサーが存在します。これはハリウッドのランドマークであるキャピトル・タワー地下にあるキャピトル・スタジオが設計し、数々のヒット曲に使われた伝説的なハンドビルド真空管マスタリングコンプレッサーです。
この機材は以前はキャピトル・スタジオでしか使用することができませんでしたが、Universal Audioはそのサウンドを独自にモデリングしました。
Universal Audio Capitol Mastering Compressorは、CM5511の挙動を精密に再現した高品質なコンプレッサープラグインです。
この記事では特に初心者の方に向けて、Capitol Mastering Compressorの効果的な使い方を紹介していきます。
Capitol Mastering Compressorの購入先

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Capitol Mastering Compressorはこんな方におすすめ!
- 作品のラウドネスと質感を簡単に向上したい方
- ローエンドを引き締め、ステレオの幅をコントロールしたい方
- 世界的ヒット曲と同じサウンドを取り入れたい方
Capitol Mastering Compressorの使用例
Capitol Mastering Compressorの使い方を簡単に解説していきます!
基本の使い方
Capitol Mastering Compressorは、その名の通りマスタリングで使用することを主に想定されています。
MIXバスなどにも使うことはできますが、基本的にはトラック単位より複数トラック・楽曲全体をまとめるために使うのがおすすめです。

上側がLチャンネル、下側がRチャンネルに対応しますが、デフォルトでは左右がリンクする設定になっているため原則として片側だけ操作すれば問題ありません。
①Inputで入力音量を調整します。2.5dB刻みの5段階で設定できます。
デフォルトでは3に設定されていますが、大きめに突っ込んだ方が質感が付与されやすく変化は分かりやすいです。
②Thresholdで圧縮量を決めます。④のVUメーターを見つつ、圧縮量(ゲインリダクション)を基準に調整するのがおすすめです。
最終的な出力音量を③Outputで調整します。
詳細な使い方

- ①プリセットブラウザ : 購入したその日からすぐに使えるファクトリープリセットを選択したり、ユーザーが作成したプリセットの登録・呼出が可能。
- ②Input : 入力音量を2.5dB刻みの5段階で設定。
- ③Threshold :圧縮を始める基準(閾値)を調整
- ④Attack : アタックタイムを5段階で設定。
- ⑤Release : リリースタイムを5段階で設定。
- ⑥Output : 出力音量を調整。
- ⑦Sidechain : 低域にローカットフィルターを適用し、大きすぎる低域にコンプが反応しにくくする。3段階のつまみで設定でき、左からOFF, 365Hz, 700Hz。
- ⑧Ratio : 圧縮の比率を2:1(左)から10:1(右)の5段階で設定。デフォルトは4:1。
- ⑨Channel In : コンプレッサー回路のオンオフを切替。
- ⑩Ctrl Link : 左右チャンネルの連動のオンオフを切替。
- ⑪VUメーター : 圧縮量(ゲインリダクション)や入力音量を表示。
- ⑫VUメータースイッチ : VUメーターの表示内容をゲインリダクション(ATTEN)と入力音量(INPUT)で切替。
- ⑬MS/LR : 上下2台のコンプの割り当てをL/RとMid/Sideで切替。MSの場合、上がMid、下がSideのコントロールを担当。
- ⑭Sidechain Link : ⑩Ctrl Linkがオフの時、左右の圧縮量を個別に反応させる設定のオンオフを切替。
- ⑮Power : プラグイン自体のバイパスを切替。
- ⑯Mix : 原音とコンプの掛かった音のバランスを切替。
- ⑰Headroom : 内部の動作レベルを変更し、付加される歪みの量などを微調整。
- ⑱Mono Fold : 設定した値よりも下の周波数をモノラルに保つ。最大200Hz。
- ⑲Gain : 後述するサチュレーター回路への入力音量を調整。
- ⑳Shape : さらに倍音を加えラウドネスを調整。
- ㉑Saturator : サチュレーター回路のオンオフを切替。
- ㉒Output Meters : 出力音量のメーターを表示。
- ㉓dBLF/LUFS : ㉒Output Metersで表示する音量の基準を変更。
具体的な使用例
例1 : 2MIX (プリセット”Capitol Starter”を調整)
↑加工前 加工後↓
例2 : ドラム (プリセット”Drum Buss Extra Hype”を調整)
↑加工前 加工後↓
音にまとまりが生まれ、ふんわりと質感が付加されました。
まとめ
Universal Audio Capitol Mastering Compressorは、伝説的なマスタリング用コンプレッサーをモデリングしたプラグインです。
世界で一か所にしか無かった機材をプラグイン化することでどこでもそのサウンドを使えるようにするというのは、素晴らしい技術だと思います。本来であれば手に触れることもなく知らず知らずのうちに音だけを聴いていたかもしれない機材を、PC上で再現することができるわけです。
皆さんもぜひCapitol Mastering Compressorを手に入れて、ハリウッドのプロスタジオに思いを馳せてみてください。