APIを代表するチャンネルストリップ!Universal Audio API Vision Channel Stripの使い方を解説!

Universal Audio
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50年以上ヒットを作り上げてきたサウンドをDAW上に!

1968年に設立されたAPIは、ミキシングコンソールのコンピュータ化やオートメーションといった、現在では当たり前に存在する機能を初めて世に送り出したブランドです。

そのAPIが開発したコンソールは特に、長年に渡ってヒットチャートを生み出す最前線を走り続けてきました。

Universal Audio API Vision Channel Stripは、APIのフラッグシップコンソールをDAW上に再現するチャンネルストリップです。

この記事では特に初心者の方に向けて、API Vision Channel Stripの効果的な使い方を紹介していきます。

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API Vision Channel Stripはこんな方におすすめ!

こんな方にオススメ!
  • 伝説的サウンドを作品に取り入れたい方
  • コンプ・EQなど基本的な処理を1台で完結させたい方
  • 特徴的なEQを使い分けたい方

API Vision Channel Stripの使用例

API Vision Channel Stripの使い方を簡単に解説していきます!

基本の使い方

API Vision Channel Stripはチャンネルストリップなので、複数の機能が1台のプラグインにまとまっています。

①Mic Preはマイクプリアンプセクションです。プラグインの入力音量を調整します。
LINEモードとMICモードを切り替えることで、小さい音量のソースを大幅に増幅できます。

②Sweep Filterは、ローパス/ハイパスフィルターを適用します。
適用周波数のみを選択するシンプルなフィルターです。

③Gate Expは、ゲート/エキスパンダーエフェクト(閾値よりも小さい音量の部分を無音/より小さい音量にする)です。背景のノイズやマイク収録の際の被りなどをカットできます。

④Comp Limは、コンプレッサーセクションです。
レシオを∞に設定することでリミッターとして働きます。

⑤EQ FilterはEQセクションです。
各つまみの中央をドラッグして青いつまみを動かすことで周波数を、外側をドラッグして白いつまみを動かすことでゲインを調整します。
右下のTypeをクリックすることで、4バンドEQと10バンドグラフィックEQを切り替えられます。

のフェーダーで出力音量を調整します。

②~⑤のセクションは、右下のONボタンをクリックすることでアクティブになります。

詳細な使い方
各部説明(プリアンプセクション)
  • ①プリセットブラウザ : 購入したその日からすぐに使えるファクトリープリセットを選択したり、ユーザーが作成したプリセットの登録・呼出が可能。
  • ②Mic Gain : マイク入力時の入力音量を調整。(音量大)
  • ③Line Gain : ライン入力時の入力音量を調整。
  • ④Meter : プリアンプセクションの出力音量を表示。
  • ⑤Input Select : マイク/ライン入力を切替。
  • ⑥Phase : 入力時の位相を反転。
  • ⑦Pad : マイク入力時は-20dB、ライン入力時は-6dB音量が減衰。
  • ⑧Cut Filter : 50Hzにローカットフィルターを適用
各部説明(フィルターセクション)
  • ⑨Lo-Pass : 6dB/octのローパスフィルターを適用する周波数を調整。
  • ⑩Hi-Pass : 12dB/octのハイパスフィルターを適用する周波数を調整。
  • ⑪SideChain : 後段のコンプレッサーセクションのサイドチェインフィルターとして利用。
  • ⑫ON : フィルターセクションのアクティブを切替。
各部説明(ゲート/エキスパンダーセクション)
  • ⑬Threshold : 処理が適用される閾値を調整。
  • ⑭Depth : 処理による減衰の幅を調整。
  • ⑮Release/Hold : リリース(信号がThresholdを下回ってから減衰しきるまでの時間)/ホールド(信号がThresholdを下回ってから減衰し始めるまでの時間)を調整。
  • ⑯Attack : 処理の反応の速さをFast(0.1ms)とNormal(25ms)で切替。
  • ⑰Meter : 処理の状態を表示。
  • ⑱Gate/Expanderスイッチ : ゲート/エキスパンダーを切替。
  • ⑲Release/Holdスイッチ : ⑮Release/Holdノブがどちらの値を調整するか切替。
  • ⑳ON : ゲート/エキスパンダーセクションのアクティブを切替。
各部説明(コンプ/リミッターセクション)
  • ㉑Threshold : コンプが適用される閾値を調整。
  • ㉒Ratio : 圧縮の比率を調整。
  • ㉓Release : リリースタイムを調整。
  • ㉔Attack : アタックタイムをFast(2ms)とMedium(18ms)で切替。
  • ㉕Meter : 処理の状態を表示。
  • ㉖Knee : ハードニー(HRD/シャープな圧縮)とソフトニー(SFT/緩やかな圧縮)を切替。
  • ㉗Type : 旧式(OLD)と新式(NEW)のサウンドを切り替える。
  • ㉘ON : コンプレッサーセクションのアクティブを切替。
各部説明(EQ・アウトプット部)
  • ①560L 10バンドEQ : 10バンドのグラフィックEQ。表記されている周波数に対してブースト/カットが可能。
  • ②550L 4バンドEQ : 4バンドのEQ。内側の青つまみで周波数、外側の白つまみでゲインを調整。
  • ③HF Peak/Shelf : 一番上のEQ形状をピーク/ハイシェルフから切替。
  • ④LF Peak/Shelf : 一番下のEQ形状をピーク/ローシェルフから切替。
  • ⑤Predyn : オフの場合、コンプ→EQの順。オンの場合、EQ→コンプの順。
  • ⑥Dyn SC : EQセクションをバイパスし、コンプセクションのサイドチェインに利用。
  • ⑦Type : ①560Lと②550Lを切替。
  • ⑧ON : EQセクションのアクティブを切替。
  • ⑨Meter : 出力音量を表示。
  • ⑪SC Link : コンプ・ゲート/エキスパンダーセクションのステレオリンクのオンオフを切替。
  • ⑫Power : プラグイン全体のバイパスを切替。
  • ⑬Fader : 最終的な出力音量を調整。
具体的な使用例

例1 : ボーカル (プリセット”Satin Lead Vox”を調整)

↑加工前   加工後↓

例2 : ドラム (プリセット”Drums”を調整)

↑加工前   加工後↓

例3 : ギター (プリセット”Clean-ish Country E Gtr”を調整)

↑加工前   加工後↓

全体的な質感の付加と、基本的な音作りが一通りできるようになっています。

まとめ

Universal Audio API Vision Channel Stripは、時代を創った伝説的コンソールを再現したプラグインです。

世の中には数多くのチャンネルストリップが存在しますが、”実機感”および音作りの繊細さという面では非常に優れたものとなっています。

皆さんもぜひAPI Vision Channel Stripを手に入れて、一流スタジオをDAW上に再現してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事はDTM・プラグインに精通したクランとリオンSTAFFが執筆した記事となります。

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