音楽的なEQカーブを完全再現!
1980年代後半からプロオーディオの重要な存在を担うManley Labsは、様々なスタジオにおいて楽曲を彩ってきました。
自然なサウンドとオーガニックなカーブで有名なMassive Passive EQは、ボーカルやマスタリングのエンハンスなど繊細なコントロールが要求される場面で重宝されてきた真空管EQです。
Universal Audio Manley Massive Passiveは、そんなManley Labsから公式ライセンスを得て忠実にモデリングしたマスタリング向けEQです。
この記事では特に初心者の方に向けて、Manley Massive Passiveの効果的な使い方を紹介していきます。
Manley Massive Passiveの購入先

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Manley Massive Passiveはこんな方におすすめ!
- 耳に刺さることなくサウンドにパンチ・空気感・明瞭感を与えたい方
- 泥臭さを加えることなく、ミックス全体に重みと重厚さを加えたい方
- 真空管アンプの歪みにより音楽的なイコライジングをしたい方
Manley Massive Passiveの使用例
Manley Massive Passiveの使い方を簡単に解説していきます!
基本の使い方

全体の使い方としては、左半分がLチャンネル、右半分がRチャンネルに対応した4バンドのEQになっています。
デフォルトでは①Linkがオンになっており、この場合左右のチャンネルがリンクして動きます。
基本的には片側だけコントロールすれば問題ありません。
各バンドの操作については、②Boost/Cut/Outでそのバンドをブーストするかカットするかを選択します。
中央のOutに設定するとそのバンドのEQはオフになります。
③Shelf/Bellでは、バンドのEQカーブをシェルフ/ベルで切り替えます。
④Band Gainでブースト/カットの量を調整。⑤BandwidthではEQカーブの幅/傾斜の急さを調整。⑥Frequency Hzでは適用する周波数を変更します。
基本的には左側が低域、右側ほど高域に対応していますが、幅広い周波数に対応できます。
詳細な使い方

- ①プリセットブラウザ : 購入したその日からすぐに使えるファクトリープリセットを選択したり、ユーザーが作成したプリセットの登録・呼出が可能。
- ②Boost/Cut/Out : 各バンドの役割をブースト/カットから切替。Outにするとバンドがオフ。
- ③Shelf/Bell : EQカーブをシェルフ/ベルから切替。
- ④Band Gain : ブースト/カットの量を調整。
- ⑤Bandwidth : EQカーブの幅/傾斜の急さを調整。
- ⑥Frequency : EQを適用する周波数を設定。
- ⑦Channel Gain : 各チャンネルの音量そのものを調整。
- ⑧Low Pass : 高域をカットするローパスフィルターを適用。
- ⑨High Pass : 低域をカットするハイパスフィルターを適用。
- ⑩Power : EQのオンオフを切替。中央のPowerでは左右チャンネル同時に切替。INボタンでは左右チャンネルを個別に切替(Linkオフ時)。
- ⑪Link : 左右チャンネルのリンクのオンオフを切替。
具体的な使用例
例1 : ボーカル (プリセット”Bold Lead Vocal”を調整)
↑加工前 加工後↓
例2 : ドラムバス (プリセット”Drumkit”を調整)
↑加工前 加工後↓
例3 : 2MIX (プリセット”Clarity”を調整)
↑加工前 加工後↓
ブースト・カット共に自然な質感を付与でき、マルチに使えるEQになっています。
まとめ
Universal Audio Manley Massive Passiveは、自然なイコライジングと真空管の質感を再現するモデリングEQです。
Manley Variable Muと同様に、上品な音質によって特にバストラックやマスタリングに適したプラグインです。
皆さんもぜひManley Massive Passiveを手に入れて、繊細なEQシェイピングを体験してみてください。