世界初技術を使用した真に音楽的なEQ!Plugin Boutique Scaler EQの使い方を解説!

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スケールを検出し楽曲に必要な成分のみをコントロール!

一般的なEQには、指定された帯域を中心として一定幅の音量を増減させる機能が搭載されており、これは場合によって不協和音を引き起こすスケール外の成分をブーストしてしまうこともあります。

そこで、スケールに合わせた周波数のみをピンポイントでコントロールするための新技術が開発されました。

Plugin Boutique Scaler EQは、楽曲から検出、または手動でスケールを設定することにより、楽曲に必要な周波数のみを的確にコントロールできる画期的なEQです。

この記事では特に初心者の方に向けて、Scaler EQの効果的な使い方を紹介していきます。

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Scaler EQはこんな方におすすめ!

こんな方にオススメ!
  • 正確な音程コントロールをしたい方
  • スケールやコード外の音が含まれるサンプルを簡単に扱いたい方
  • 極端なセッティングによる特殊効果を使用したい方

Scaler EQの使用例

Scaler EQの使い方を簡単に解説していきます!

基本の使い方

まずはスケールの指定を行います。

①Detect KeyをクリックしてからDAW側を再生することで、適用する対象のスケールを自動で検出します。

もしくは②Scale Selectorをクリックし、③から手動でスケールを選択します。
メジャー/マイナースケールはもちろん、ペンタトニックや教会旋法などバリエーション豊かなスケールを選択可能です。

④Globalがオンの時、上部で設定したスケールがプラグイン全体に適用されます。
オフの時には、バンド単位で個別にスケールが指定可能です。

で、さらに詳細な音階選択ができます。
スケールごとのみならずコード構成音での指定も可能です。

②Nodesを選択することで、最大6バンドのEQが調整できます。
Nodeを直接上下左右にドラッグすることで、周波数とゲインが直接指定できます。

②Nodesを選択すると下部にBand Controlsが表示されます。

③Frequencyでは適用する中心周波数を調整。
④Gainではブースト/カット量を調整。
⑤Rangeは一般的なEQのQ幅に相当し、周波数コントロールの鋭さ、およびレゾナンスを調整。
⑥Window WidthではEQを適用する帯域の広さを調整。
⑦Window Qでは適用するEQの形状を調整。

以上のようなコントロールが可能です。

一般的なEQに搭載されているベル・カット・シェルフなどのカーブに加えて、Scaler EQには独自のEQカーブが搭載されています。

Note Selectors右側のShape MenuからEQカーブを選択できます。

①Peak一般的なピーキングEQで、選択した周波数とその周辺をブースト/カットできます。

②Harmonic Peakを選択すると、指定したスケールの音階に対応する周波数のみをブースト/スケールに含まれない音階の周波数のみをカットすることができます。

③Harmonic Peak+/-を選択すると、②Harmonic Peakのブースト/カットを同時に行うことができます。

この特殊なEQカーブにより、Scaler EQは唯一無二な倍音コントロールを可能にしています。

詳細な使い方
各部説明
  • ①プリセットブラウザ : 購入したその日からすぐに使えるファクトリープリセットを選択したり、ユーザーが作成したプリセットの登録・呼出が可能。
  • ②Detect Key : 適用するトラックのスケールを自動で検出。
  • ③Scale Selector : 適用するスケールを手動で選択。
  • ④Global : オンの時EQ全体でのスケールを統一。オフの時バンドごとにスケールを指定可能。
  • ⑤Scale Switcher : 複数のスケールを指定して切替。転調等に対応可能。
  • ⑥Mono Freq : 指定した周波数より低い帯域をモノラルに保つ。
  • ⑦Stereo Width : ステレオ幅を調整しイメージャとして利用可能。
  • ⑧Note Selectors : 指定したスケールから拡張し、使用する音階をさらに詳細に設定。⑨Band Selectors : 編集対象のバンドを選択。
  • ⑩Nodes : 編集対象のバンドを選択。上下左右のドラッグで周波数・ゲインの調整も可能。
  • ⑪Scale Lock Mode : Harmonicモードでの周波数ごとの挙動を切替。
    ・”In Scale”がオン : ブースト時、選択したスケールの周波数をブースト。
    ・”In Scale”がオフ : ブースト時、選択したスケールの周波数をブースト。
    ・”Flip Harmonics”がオン : カット時、“In Scale”の設定と逆の周波数をカット。
    ・”Flip Harmonics”がオフ : カット時、“In Scale”の設定と同一の周波数をカット。
Tips. Scale Lock Modeについて

パターン1 : In Scaleオン/Flip Harmonicsオンの時
 ~スケールの周波数をブースト、スケールの周波数をカット

パターン2 : In Scaleオフ/Flip Harmonicsオンの時
 ~スケールの周波数をブースト、スケールの周波数をカット

パターン3 : In Scaleオン/Flip Harmonicsオフの時
 ~スケールの周波数をブースト、スケールの周波数をカット

パターン4 : In Scaleオフ/Flip Harmonicsオフの時
 ~スケールの周波数をブースト、スケールの周波数をカット

各部説明 (Note Selectors)
  • ⑫Power : 選択したバンドのオンオフを切替。
  • ⑬Solo : 選択したバンドの帯域をソロで再生。
  • ⑭Frequency : 適用する周波数を調整。
  • ⑮Gain : バンドのブースト/カット量を調整。
  • ⑯Range : 一般的なEQのQ幅に相当し、適用する周波数の広さを調整。
  • ⑰Window Width : EQの適用範囲を0.5~5オクターブの範囲で調整。※Harmonic Peak選択時のみ有効
  • ⑱Window Q : Frequencyで選択した中心周波数の外側のゲイン幅を調整。(小さくするほどバンドが山型になり、最大にするとWindow Widthで設定した適用範囲全体を等しくブースト/カットする)※Harmonic Peak選択時のみ有効
  • ⑲Dynamics : ダイナミックEQのオンオフを切替。※オンの時のみ⑳~㉓は有効
  • ⑳Threshold : ダイナミックEQが適用される閾値を調整。
  • ㉑Ratio : ダイナミックEQが適用されるゲイン幅を調整。(1:1の時EQは無効)
  • ㉒Attack : ダイナミックEQのアタックを0~500msの範囲で調整。
  • ㉓Release : ダイナミックEQのリリースを0~5sの範囲で調整。
  • ㉔Shape Menu : EQカーブの形状を変更。
  • ㉕Band Mode : EQの適用対象をStereo/Mid/Sideから変更。
Tips. Shape Menuについて

Low Cut / High Cut : 指定した周波数より低域/高域をカット。
Low Shelf / High Shelf : 指定した周波数より低域/高域をブースト・カット(完全に除去はしない)。
Magic Low Shelf / Magic High Shelf : Low Shelf / High Shelfと同様の操作を行うが、ステレオ信号を考慮しより自然なブースト・カットを行う。
Peak : 指定した周波数を中心にブースト・カット。
Harmonic Peak : 設定したスケールに含まれる周波数と含まれない周波数を区別し個別にブースト・カット。
Harmonic Peak +/- : 設定したスケールに含まれる周波数と含まれない周波数を区別し、それぞれのブースト・カットを同時に行う。

具体的な使用例

Scaler EQはもちろんミキシングに使用することもできますが、用途としては積極的な音作りに使用するのがおすすめです。

例1 : ギター (プリセット”Acoustic Guitar Shimmer”を調整)

↑加工前   加工後↓

比較的自然に使うコンセプトで、きらびやかさを足しました。

例2 : アンビエントサウンド

↑加工前   加工後↓

Dマイナーコードの構成音のみをブースト/それ以外をカットすることで、よりシンプルな響きのパッドサウンドに作り替えました。
楽曲の背景で薄っすら鳴らしたい時などに、このような手法でサンプルのコードを変更することができます。

例3 : ホワイトノイズからコードシンセを作る

↑加工前   加工後↓

Note SelectorsでCm7の構成音(C, D#, G, A#)を選択し、極端にブースト・カット。不要な高域と低域をカットすることで独特な響きのコードシンセが作れました。

このようにアイデア次第でスケール・コードを自在にコントロールできるのがScaler EQの強みです。

まとめ

Plugin Boutique Scaler EQは、唯一無二の技術が結集された新時代のEQです。

特定の音階を抜き出してコントロールできるのが本当に画期的なので、使いどころは選びますが様々な場面で試してみたいプラグインです。

皆さんもぜひScaler EQを手に入れて、新時代のイコライジングを試してみてください。

こちらの記事はDTM・プラグインに精通したクランとリオンSTAFFが執筆した記事となります。

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