仮想空間に配置されたドラムキットを隅々までカスタム!
この世に存在する多くのドラム音源は、実際に演奏した音声を収録したサンプリング音源がほとんどです。
ですが、物理モデリング技術を使って仮想のドラムキットを組み立てることで、各楽器の詳細な素材をカスタムしたり、ドラムスティックまでもを好みに変更して、存在しないドラマーを生み出すことが可能です。
IK Multimedia MODO DRUMは、フィジカル・モデリングを採用した最先端の高品質ドラム音源です。
この記事では特に初心者の方に向けて、MODO DRUMの効果的な使い方を紹介していきます。
MODO DRUMの購入先

MODO DRUMは8/1夕方までセール中!
通常32,660円のところ75%オフ!8,164円!
MODO DRUMはこんな方におすすめ!
- ドラムサウンドに隅々までこだわりたい方
- 幅広いジャンルに対応可能なドラム音源が欲しい方
- プリセットやMIDIフレーズを利用してシンプルにも使いたい方
MODO DRUMの使用例
MODO DRUMの使い方を簡単に解説していきます!
基本の使い方
※執筆時点の最新バージョンはMODO DRUM1.5となっています。
無印のMODO DRUMユーザーの方は、無償で本体を1.5にアップデート可能です。
ただし、MODO DRUM1.5公開時に追加された3つのキットは個別での購入が必要です。

MODO DRUMには多数のプリセットが収録されており、それらを選択するだけでポップス、ロック、ジャズなど様々なジャンルに適したドラムサウンドを使用できます。
またバリエーションを増やすための拡張パックも発売されています。
拡張パックにはドラムセットにおける各パーツが収録されており、パックを横断して複数のキットを組み合わせることも可能です。
ぜひバリエーション豊かなドラムサウンドを簡単に試してみてください。

GROOVESページからは収録されたMIDIパターンを使用することができます。
①各種フィルターからジャンルや曲中のパート、メインとなるサウンドなどで絞りこむことができ、②Groovesに多数のフレーズが表示されます。
これらをDAW上にドラッグ&ドロップするだけで、自然な強弱やズレが設定されたドラムフレーズを簡単に演奏できます。
ドラムの打ち込みに慣れていない方は、まずはこれらを組み合わせるところから始めるのがおすすめです。
詳細な使い方
Model Section (初期ページ)

- ①プリセットブラウザ : 購入したその日から使えるプリセットを選択。また拡張キットの購入によって増やすことも可能。
- ②セクション選択 : 各セクションを切替。
- ③Model : 特定のスタイルやジャンルに合わせてカスタムされたキットを選択。
ここから好みのパーツを自由にカスタマイズ可能なので、まずはスタート地点として目的にあったキットを選択するのがおすすめ。
Customize Section

- ①Kit : キットの中から、内容を変更したいパーツを選択。
- ②Drum : 選択したパーツに対して、各パーツを好みのものに変更。
- ③Edit Kit : キットに対して追加のシンバル、タム、ツーバスなどパーツの数を変更。
- ④Edit Element : より詳細なパーツのカスタマイズ画面に移動。
Play Style Section

- ①Element : 打面に対する演奏の位置を調整。
- ②Stick : スティックの材質、チップの形状、叩いた時に鳴るスティック側の音量を調整。
※キックについてはペダルやビーターの設定が可能。
Room Section

ルームアンビエンスを変更可能。
反響を抑えたBOOTH、自然なアンビエンスが加わるSTUDIO、ゴージャスな空間を演出できるVENUEなど。
Mixer Section

- ①EQALIZER : トラックごとにパラメトリックEQを搭載。
- ②AUDIO FX : コンプ、歪み、空間系などFXを搭載。T-RackSシリーズからの移植もあり。
- ③SEND : センドトラックへのオンオフとセンド量を切替。空間系処理やパラレルコンプなどが可能。
- ④PAN : 左右のパンを調整。
- ⑤ルーティング : 出力先を変更。シンプルなマスター出力、内部バストラックでの処理、DAW上でのパラ出力などに対応。
- ⑥ミュート / ソロ / インバート : 各トラックのソロ再生や位相反転が可能。
- ⑦OH/ROOM : オーバーヘッド、ルームマイクの音量等を調整。
- ⑧SEND FX : ③SENDでルーティングを設定したセンドトラックのFX・音量を調整。
- ⑨BUSES : ⑤ルーティングで作成したバストラックのFX・音量を調整。
- ⑩PERSPECTIVE : 左右のパン振りの設定をドラマー側/観客側で切替(左右反転)
Grooves Section

デフォルト収録及び拡張パックに収録されたMIDIフレーズを使用可能。
ジャンル・パート・メイン楽器・長さ・拍子でカテゴライズされており、フィルタリング可能。
ドラッグ&ドロップでDAW上にMIDI出力可能。
Mapping Section

各鍵盤に対するパーツのマッピングを設定。
複数鍵盤/奏法別の割り当てやベロシティに対する反応も設定可能。
また電子ドラムなどに対応したプリセットも使用可能。
具体的な使用例
例1 : ポップス向けプリセット
例2 : ロック向けプリセット
例3 : ジャズ向けプリセット
※全てのフレーズもMODO DRUM収録のMIDIパターンを使用しています
様々なジャンルに対応可能で、細かいカスタマイズも可能な最強ドラム音源です。
まとめ
IK Multimedia MODO DRUMは、プリセットを活用したい初心者から、全ての要素にこだわりたいプロのニーズにまで答える最強のドラム音源です。
生ドラムを演奏することを考えても、打面や胴の材質を変更するようなことは簡単にはできないですよね。
それをワンクリックで可能にしてしまうのがMODO DRUMです。
皆さんもぜひMODO DRUMを手に入れて、仮想のドラムキットをカスタマイズしてみてください!


