トラックに合わせてワンクリックでサウンド強化!
楽曲制作において、歪みは数多くの場面で活躍します。
激しい音作りに活用するだけでなく、トラックに適したサチュレーションを加えることで、より音楽的で生き生きとしたサウンドを演出可能です。
iZotope Plasmaは、ブーストするべき帯域を自動で検出し、ぴったり必要なだけの歪みを加えるインテリジェント・サチュレーションです。
この記事では特に初心者の方に向けて、Plasmaの効果的な使い方を紹介していきます。
Plasmaの購入先

Plasmaはこんな方におすすめ!
こんな方にオススメ!
- サチュレーションを取り入れたMIXを簡単に行いたい方
- トラックに合わせた最適な歪みを加えたい方
- ついついやりすぎてしまうエフェクトの掛けすぎを回避したい方
Plasmaの使用例
Plasmaの使い方を簡単に解説していきます!
基本の使い方

①Tuning Profileでサウンドの種類を選択します。
②Flux Saturateで適用するエフェクト量を決めます。
半分より前半ではより自然な歪み、後半では積極的な音作りとして歪みを加えます。
③Overdriveでは真空管を再現したアルゴリズムで信号を増幅し、より激しい歪みを加えます。
④Action Region handlesでは、歪みを加える帯域を選択します。

Tuning Profileでは、様々なサウンドに適応する24種類のプロファイルから選択できます。
詳細な使い方

各部説明
- ①Delta : Plasmaによって加わったエフェクト音のみを再生。
- ②Bypass : プラグインをバイパス
- ③Tuning Profile : トラックごとに最適な歪みを加えるためのプロファイルを選択。
- ④Flux Saturate : 適用するエフェクト量を調整。
- ⑤Attack : 入力信号に対する反応速度を調整。
- ⑥Release : 音の終わりからエフェクトの効果終了までの速度を調整。
- ⑦Overdrive : より激しい歪みを加えるための追加調整。
- ⑧プリセットブラウザ : 購入日からすぐ使えるファクトリープリセットを収録。
- ⑨Select : ⑩でMid/SideまたはTransient/Sustainに設定した際、それぞれの設定を切替
- ⑩Channel Processing mode : Plasmaの適用モードを切替。
・Stereo : トラック全体に適用
・Mid/Side : 中央から鳴るMidと左右から鳴るSide成分に分けて適用
・Transient/Sustain : Transient(音の鳴り始め)とSustain(音が伸びる部分)に分けて適用 - ⑪Action Region handles : Plasmaの適用周波数を調整。
具体的な使用例
例1 : ボーカル
↑加工前 加工後↓
例2 : ドラムバス
↑加工前 加工後↓
例3 : ギター
↑加工前 加工後↓
歪みによる倍音を加えることで、トラックに温かみや厚みを加え、馴染みやすく存在感あるサウンドに仕上げることが可能です。
まとめ
iZotope Plasmaは、ベストなサチュレーションを誰でも加えられるお助けプラグインです。
トラックを破壊しない自然な歪みはサウンドに彩を与えてくれますが、小さな変化を適切に加えるのは難しいものです。
Plasmaなら、そんな微調整の助けになってくれるでしょう。
皆さんもぜひPlasmaを手に入れて、簡単にトラックを強化してみてください。


