Unmask技術をリバーブに合体!
楽曲に広がりを持たせるために重要なリバーブは、掛けすぎると濁りが発生する場合があります。
トラックのクリアさと存在感あるリバーブの両立には、DTM初心者の方には難しい場合も多いです。
iZotope Auroraは、トラック間の濁りを解消するためにiZotopeが開発したUnmask技術とリバーブを組み合わせた、史上最もクリーンなリバーブです。
この記事では特に初心者の方に向けて、Auroraの効果的な使い方を紹介していきます。
Auroraの購入先

Auroraはこんな方におすすめ!
- ついついリバーブをかけすぎてしまう方
- クリーンなMIXを簡単に行いたい方
- 幅広い用途に使えるリバーブを探している方
Auroraの使用例
Auroraの使い方を簡単に解説していきます!
基本の使い方

①プリセットブラウザでは、購入日からすぐに使えるファクトリープリセットを含め、多数のプリセットを選択できます。
基本となるスタート地点(Basic Start)の他、リバーブの長さごとに簡単に探せます。
②Reverb Mode Algorithmでは、Hall, Room, Chamber, Plate, Ambience, Cathedralの6種類から音色を選択できます。
③Reverbでリバーブの強さを調整します。
④Unmaskを下げることで、リバーブ成分のみにUnmask効果を適用します。
元トラックと被りが発生している部分をオートEQでカットすることにより、存在感がありながらクリアなリバーブを演出できます。

Unmaskが動作すると、画面上のメーターに表示されます。
詳細な使い方

- ①Solo Reverb : リバーブ成分をソロ再生。
- ②Bypass : プラグインをバイパス。
- ③プリセットブラウザ : 各種プリセットを選択。
- ④Reverb Mode Algorithm : 6種類の中からリバーブのアルゴリズムを選択。
- ⑤Reverb Amount : リバーブの大きさを調整。
- ⑥Pre-Delay : リバーブが鳴り始めるまでの時間を調整。
- ⑦Decay : リバーブの長さを調整。
- ⑧Width : リバーブ成分のステレオ幅を調整。
- ⑨Tone : リバーブ成分の周波数バランスを調整し、音色が変化。
- ⑩Filter : リバーブを適用する帯域を設定。
- ⑪Unmask Amount : Unmaskを適用する量を調整。
- ⑫Attack/Release : Unmaskの動作速度を調整。
- ⑬Sensitivity : Unmaskが反応する閾値を設定。
- ⑭Power/Delta : Unmaskのオンオフ/Unmask成分のみを再生。
具体的な使用例
例1 : ボーカル
↑加工前 加工後↓
例2 : ドラムバス
↑加工前 加工後↓
例3 : ギター
↑加工前 加工後↓
かなり深めにリバーブを掛けていますが、クリアさが保たれています。
また例2のように小さめの空間を付加する用途にも最適です。
まとめ
iZotope Auroraは、ついつい失敗しがちなリバーブの濁りを防げる優秀なプラグインです。
リバーブとしての音質はもちろんのこと、画期的な便利機能で、誰でも高度な空間処理が可能です。
皆さんもぜひAuroraを手に入れて、クリーンなリバーブ作りにチャレンジしてみてください!

