スタジオクオリティの最強リバーブ!Lexicon 224 Digital Reverbの使い方を解説!

Universal Audio
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世界中のスタジオに設置されたデジタルリバーブをプラグインで!

サウンドの空間作りに必要なエフェクト、リバーブ
多くの場面で使われるリバーブですが、本質を捉えるのはなかなか難しいものです。

Lexicon 224は1978年に発表されたデジタルリバーブで、様々なスタジオに導入され現在まで愛され続けています。
Universal Audio Lexicon 224 Digital Reverbがあれば、そんなスタジオクオリティのリバーブを簡単にDAW上で再現することができます。

この記事では特に初心者の方に向けて、Lexicon 224 Digital Reverbの効果的な使い方を紹介していきます。

Universal Audio Lexicon 224 Digital Reverbの購入先

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Lexicon 224 Digital Reverbはこんな方におすすめ!

こんな方にオススメ!
  • スタジオクオリティのサウンドを楽曲に取り入れたい方
  • 存在感のあるリバーブが欲しい方
  • リバーブ選びの決め手に欠ける方

Lexicon 224 Digital Reverbの使用例

ここからはLexicon 224 Digital Reverbの使い方を簡単に解説していきます!

基本の使い方

Lexicon 224 Digital Reverbには調整可能なパラメーターが多数存在しますが、いきなり全てを扱えるようになる必要はありません。

様々な場面に対応可能なプリセットが大量に用意されていますので、その中から選択するだけでしっかりと調整されたリバーブが利用できます。

必要に応じてDry/Wetボタンを調整して原音とリバーブ音のバランスを調整すれば、あらゆる空間の演出が可能になります。

納得のいくプリセットが見つからない場合は、近いものを選んでから下記の各パラメーターを調節することでより思い通りのサウンドを作ることができるでしょう。

各部名称
  • ①プリセットブラウザ:クリックするとプリセットウィンドウを開く。著名なLexicon 224ユーザーが制作した多数のプリセットが選択可能。
  • ②ディスプレイパネル:左側はレベルメーターとして入力音量を表示。右側は変更中のパラメーターに対して現在の数値・単位を表示。
  • ③プログラム:9種類のプログラムとそれにまつわるアルゴリズムを切替。プログラムを切り替えると、リバーブアルゴリズムが変更されると同時に各種パラメーターもそれぞれの推奨設定に切り替わる。
  • ④イミディエイト:オンにした場合、③プログラムを切り替えた際にリバーブアルゴリズム以外のパラメーターが変化しなくなる。同一設定でアルゴリズムのみを切り替えたい場合使用。
  • ⑤システムノイズ:実機Lexicon 224ハードウェアに存在するノイズの有無を切替。オフにすることでよりクリーンなサウンドにすることが可能。
  • ⑥リア出力:出力を切り替えることでサウンド感が微妙に変化する。同じアルゴリズムでも2パターンの音色を搭載。
  • ⑦モード・エンハンスメント:通常はデフォルトの状態で最適なリバーブが鳴るよう自然なサウンドに調整されているが、そのサウンド調整を手動でコントロールし、より詳細な音作りが可能。(通常オンで問題なし)
  • ⑧ディケイ・オプティマイゼーション:通常はデフォルトの状態でベストな状態に設定されているが、入力信号の大きさに応じたリバーブの広がり方を手動で微調整することが可能。(通常オンで問題なし)
  • ⑨MIXコントロール:リバーブ音と原音のバランスを調整。左(DRY)/右(WET)ボタンをそれぞれクリックすると1%単位で調整可能。MIX値が何%であってもSOLOボタンをクリックすると、有効な間は常にWET100%で再生される。
  • ⑩リバーブタイム:リバーブの長さをBassとMidの2バンドの周波数帯に分けて調整。2つの周波数の境界はCrossOverで調整。
  • ⑪トレブル・ディケイ:設定した値よりも上の周波数でリバーブが非常に速く減衰する。周波数を低く設定するほどリバーブのサウンドが暗くなる。
  • ⑫デプス:リバーブが鳴っている空間の広さを調整。値が小さいほど狭く、大きいほど広い。
  • ⑬プリディレイ:入力音が鳴ってからリバーブ音が始まるまでの短い遅延時間を調整。設定した③プログラムによって調整可能範囲が変化する。プリディレイを大きくするとより広い空間の表現ができたり、Dry音をより際立たせるための音作りに利用可能。
  • ⑭リバーブ・ディフュージョン:リバーブが”拡散”していく度合いを調整。値を大きく(右)するほど音像がぼやけて滑らかなサウンドに、値を小さく(左)するほどはっきりしたクリアなサウンドになる。
  • ⑮モード・エンハンスメント量:⑦モード・エンハンスメントがオンの時、その量を調整。
  • ⑯ディケイ・オプティマイゼーション量:⑧ディケイ・オプティマイゼーションがオンの時、その量を調整。

③プログラムでは、以下の9種類(8種類のリバーブと1種類のコーラス)からリバーブアルゴリズムとそのデフォルト設定を選択することができます。

プログラム詳細
  • ①Small Concert Hall B:小さなコンサートホールのサウンドをエミュレート。リバーブタイムは1.5~5秒ほど、BassとMidをほぼ同じ設定に近づけるとより自然なサウンドが得られる。
  • ②Vocal Plate:声向けに最適化されたプレートリバーブ(金属板を用いた装置)のサウンドをエミュレート。色付けが少なくクリアなサウンド。
  • ③Large Concert Hall B:①Small Concert Hall Bと同一のアルゴリズムで、より大きなコンサートホールのサウンドをエミュレート。さらに長いリバーブタイムが推奨される。
  • ④Acoustic Chamber:チェンバーリバーブ(音が反響するように作られた部屋を用いたリバーブ)を再現。リバーブタイムは2~5秒ほど、デプスを0にするとよりチェンバーらしいサウンドが得られる。
  • ⑤Percussion Plate A:パーカッション向けに最適化されたプレートリバーブのサウンドをエミュレート。短めのリバーブタイムが推奨される。②Vocal Plateと同一のアルゴリズムで、ディフュージョンの挙動が若干異なる。
  • ⑥Small Concert Hall A:①Small Concert Hall Bと似たアルゴリズムで、より明るいサウンド。トレブル・ディケイのコントロールがより穏やか。
  • ⑦Room A:ほどよい色付けを行うルームシュミレーター(部屋鳴りの反響を再現)。ナレーションなどの話声に空間感を与えたり、様々な音楽に利用可能。
  • ⑧Constant Density Plate A:プレートリバーブのサウンドをベースとした別のアルゴリズム。通常のリバーブでは先の反響音がさらに後の反響音に加わり複雑なサウンドを作るが、このモードではその現象が無く新しい音作りが可能。
  • ⑨Chorus A:1~8のプログラムボタンをShift+クリック、もしくはディスプレイパネル下部の”↑+CLK=CHORUS”をクリックすると使用可能。Bass、Mid、Crossover、トレブル・ディケイが無効になり、音色に太さやステレオ感を与えるコーラスエフェクトを付加する。
豊富なプリセット

Lexicon 224 Digital Reverbには著名なLexicon 224ユーザーが制作したプリセットが多数搭載されているため、各シチュエーションに合わせて作られたプリセットを利用することで簡単に多彩な音作りが可能です。

プラグイン本体のプリセットブラウザをクリックすることで、プリセットウィンドウが開きます。

Tags(②)欄からリバーブの雰囲気、長さ、掛ける対象の音色の種類などを選択すると、それに当てはまるプリセットが一覧に表示されます。

検索窓(①)に文字を入力してプリセットを探すことも可能です。

↓オリジナルのボーカル

↓プリセット『Smooth Vocal Hall』MIX40%

↓プリセット『Vocal Slap』MIX50%

↓オリジナルのドラムループ

↓プリセット『Drum Ballad Plate』MIX40%

↓プリセット『Live Room』MIX50%

特に初心者の方は、様々なプリセットを試した上で適したMIX値を調整してみると良いでしょう。
もちろんセンドトラックにLexicon 224 Digital Reverbを立ち上げ、プラグイン上のMIX値は100%で利用しても結構です。

プリセットがしっくり来ない場合、まずはReverb Timeから調整することをおすすめします。
ただし大きくReverb Timeの変更を行う場合、各アルゴリズムとの兼ね合いやデプス/プリディレイとのバランスが崩れてしまうことがあります。
第一にはプリセットから目標に近い音を探し、微調整の範囲でパラメーターを操作することで手っ取り早く目指す音を作れるようになるでしょう。

まとめ

Lexicon 224 Digital Reverbは、スタジオクオリティの機材を丸ごとプラグイン化したリバーブです。

ボーカルをはじめとしてあらゆる楽器・音色の空間作りに使えるリバーブですので、これ一台あれば当分リバーブに困る場面は減るのではないかと思います。

皆さんもぜひ伝説的リバーブとその多様なプリセットを手に入れて、サウンドの空間を自由に操ってみてはいかがでしょうか。

こちらの記事はDTM・プラグインに精通したクランとリオンSTAFFが執筆した記事となります。

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