最も簡単なコンプの”秘密兵器”!Teletronix LA-3A Audio Levelerの使い方を解説!

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最小限のつまみで最適化されたサウンドを入手!

音楽制作にほぼ必須となるエフェクトのコンプレッサーですが、慣れるまでは扱いに戸惑う方も少なくないのではないでしょうか。
ただでさえ変化が分かりにくいエフェクトである上に、アタック・リリース・レシオなど感覚を掴みにくいパラメーターが多いこともその一因かもしれません。

Teletronix LA-3A Audio Levelerは、煩雑なパラメーターを可能な限り排除し扱いやすさに特化したコンプレッサーです。

この記事では特に初心者の方に向けて、LA-3A Audio Levelerの効果的な使い方を紹介していきます。

Teletronix LA-3A Audio Levelerの購入先

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プラグイン1つあたり3,288円!

LA-3A Audio Leveler単品購入の場合も、通常約33,000円のところ50%オフ!

LA-3A Audio Levelerはこんな方におすすめ!

こんな方にオススメ!
  • 難しいことを考えずにコンプを掛けたい方
  • ボーカル、ギターなど様々な音色にエネルギーを与えたい方
  • スタジオで使われているサウンドを取り入れたい方

LA-3A Audio Levelerの使用例

ここからはLA-3A Audio Levelerの使い方を簡単に解説していきます!

もはやほぼ説明不要な2つのつまみ

LA-3A Audio LevelerをDAW上に開けば2つの大きなつまみが真っ先に目に飛び込んでくるでしょう。
基本的には、これらのみを操作すれば問題ありません。

Peak Reductionつまみの値を上げるほど内部のスレッショルドが下がり、音の圧縮量が増えます。

Gainつまみは最終的な出力音量を調整します。音の圧縮量には影響しないので、圧縮によって下がった音量を取り戻すために主に使います。

まずはこれさえ理解できていれば十分に使用することができます。

アタックやリリースといったパラメーターはこのLA-3Aでは変更できません。

故に、精密に音色のアタック成分をコントロールしたりするのには向いていませんが、そもそも役割が異なります。
LA-3Aは主にサウンド全体の音量を均一化し、音色にパンチを出したりエネルギーを与えることに向いています。

アタック成分をコントロールするためには、細かく値が設定できるデジタルコンプや、アタックの速さに定評のある1176系コンプなどを使うべきでしょう。

(実はLA-3A内部ではアタック・リリースの設定も存在しています。アタックタイムは1.5ms前後、リリースタイムは圧縮量によって変化すると言われているようです。)

さらに使い込む
各部名称
  • ①プリセットブラウザ : 購入したその日からすぐに使えるファクトリープリセットを選択したり、自身で作成したプリセットの保存・呼出が可能。
  • ②VUメーター : コンプによる音の圧縮量、または現在音量を切替えて表示可能。(後述)
  • ③Gain : 最終的な出力音量を調整。音の圧縮量には影響しない。
  • ④Peak Reduction : 値を上げるほどスレッショルドが下がり、音の圧縮量が増加。また、圧縮量に連動してレシオやリリースタイムが若干変化する。
  • ⑤HF Emphasis : 高周波(High Frequency)のみを抽出するフィルターを適用する周波数を設定。ドラムバスなどに使用する際、キック等の低域により過剰な圧縮が発生することを防ぐ。
  • ⑥メーターセレクト : ②VUメーターの表示内容を変更、またはバイパス機能。
     OFF→プラグインでの処理をバイパスして原音を再生。
     GR→Gain Reduction。コンプによって発生した音の圧縮量を表示。
     Output→最終的な出力音量を表示。
  • ⑦Mix : 原音とコンプが掛かった音を混ぜるパラレルコンプレッションが可能で、それぞれの音量バランスを調整。
  • ⑧Comp/Lim : Compモードではレシオが約3:1、Limモードではレシオがほぼ∞:1に設定。ただし、音の圧縮量によって若干変化する。

過去には、LA-3Aより前にLA-2Aというコンプレッサーが登場しました。これは光学式(オプト)コンプと呼ばれる種類のもので、その性質上穏やかで自然な音色の変化が特徴的でした。

LA-2Aの穏やかさと、1176系コンプのような反応の素早さ・音色の激しさ。それらの中間に位置するのが、LA-3Aのサウンドになっています。

使用例

LA-3Aコンプは幅広く様々なサウンドに使用することが可能です。

音色の色付けと音量の均一化、その両方をほどよく行いたいときに使用するのがおすすめです。

【ボーカル】

↑LA-3A Audio Leveler適用前   LA-3A Audio Leveler適用後↓(プリセット”Basic Vocal”適用)

【ドラム】

↑LA-3A 適用前   LA-3A 適用後↓(プリセット”Drum Bus -2 db GR”適用)

【ピアノ】

↑LA-3A 適用前   LA-3A 適用後↓(プリセット”Big Piano”適用)

まとめ

LA-3A Audio Levelerは、とにかくシンプルな使用感に特化しながらも音色の色付けが可能なコンプレッサーです。

ボーカルはもちろん他にも様々な楽器・音色に適用して、強力なコンプサウンドを得ることが可能です。

皆さんもぜひLA-3Aを取り入れて、たった2ノブで最適なコンプレッションを味わってみてはいかがでしょうか。

こちらの記事はDTM・プラグインに精通したクランとリオンSTAFFが執筆した記事となります。

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