最低限のつまみで音楽的な空間を!シンプルなアナログディレイ!
DAW付属・無料プラグインから有料プラグイン、実機まで多種多様に存在するディレイエフェクト。
その中でもビンテージなアナログディレイを使用することで、高音質・多機能なデジタルディレイには無い自然さ・空間の存在感を取り入れることができるかもしれません。
Nomad Factory Echoesは、最低限の操作パラメーターによってビンテージサウンドを再現することに特化したディレイプラグインです。
この記事ではEchoesの効果的な使い方を紹介していきます。
Nomad Factory Echoesの購入先
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Echoesはこんな方におすすめ!
Echoesの使用例
ここからはEchoesの使い方を簡単に解説していきます!
基本の使い方
Echoesには一部独特な名前のパラメーターが存在しますが、基本的には一般的なディレイプラグインと同様に利用可能です。
Echo Timeでは反響の速さを設定します。
syncをオンにするとDAWで設定したBPMに同期し、拍単位で設定可能です。
syncがオフの場合、20~2000msの範囲で時間で設定可能です。
Repeatsは反響の減衰度合いを設定します。一般的にはFeedbackと呼ぶプラグインが多いです。
maxに設定することでディレイ音が減衰せず、常に鳴り続ける状態(発振)になります。
Mixはディレイ音と原音のバランスを調整します。
トラックにインサートする場合はこの部分を調整し、センド・リターンで使用する場合は100%で使うのがおすすめです。
まずはこの3つのパラメーターから調整していくのがベターでしょう。
また、購入したその日からすぐに使えるファクトリープリセットも多数収録されています。
まずはこれらを選択した上で、Echo TimeとMixを中心に調整していくのも良いでしょう。
↑Echoes適用前 Echoes適用後↓
さらに使い込む
⑨Echo Modeでは、5種類のモードを切り替えて異なるディレイサウンドを利用することができます。
実在するビンテージ機器のサウンドをイメージしており、他のパラメーターを揃えたままEcho Modeだけ変更しても異なる音色になるので、シーンによって切り替えてみるのがおすすめです。
UI中央にある⑤Unique Parametersは、Echo Modeによって操作可能な項目が変化します。
使用例
Echoesは、厳選されたパラメーターによって使いやすく簡単に使うことができるディレイプラグインです。
基本的には、Echo Modeを選択→Echo Time, RepeatsとMixを設定→他パラメーターを微調整 という手順が分かりやすいでしょう。
もちろん、プリセットから調整していくのもおすすめです。
音色ごとにプリセットがフォルダ分けされていますが、かなりエフェクティブなプリセットも存在するため音色の種類はあまり気にせず、音に合ったプリセットを選択するのが良いでしょう。
【ボーカル】
↑Echoes適用前 Echoes適用後↓(プリセット”Warble Voice”適用)
【シンセ】
↑Echoes適用前 Echoes適用後↓(プリセット”Dirty Keys”適用)
【SE】
↑Echoes適用前 Echoes適用後↓(プリセット”Oil Drill”適用)
アナログ特有のサウンドとしてディレイ音の高域が抑えられている特徴を持ち、その影響で曲中でもディレイ音が馴染みやすく浮きにくい傾向にあります。
デジタルディレイだと例えばボーカルの歯擦音などが耳に刺さりやすいことがありますが、Echoesではそのような問題を気にせず使うことができるかもしれません。
まとめ
Nomad Factory Echoesは、ビンテージなアナログディレイをDAW上に再現したディレイプラグインです。
デジタルディレイでは調整の難しいサウンドの存在感や自然さなどを、シンプルな操作で簡単に取り入れることが可能です。
皆さんもぜひEchoesを手に入れて、空間エフェクトにいつもと違う色を付けてみてはいかがでしょうか。